長女誕生(父親視点)

長女が産まれました。

ゴールデンウィーク中だったので、陣痛発生から産後の入院まで私も妻に付き添うことができました。

早産でしたが母子共に健康です。

ずっと付き添うことができたので、結果的には、我々夫婦にとっては最高のタイミングでした。娘に感謝です。

 

予想外の早産

予定では5月末に出産のはずだったので、ゴールデンウィークは単に里帰り中の妻の様子を見るだけのつもりでいました。

妻や義両親とボードゲームをしたり、赤ちゃん用の買い物をしたりして、のんびり暇つぶしするつもりでした。

 

しかし実際には、私が妻の実家に着いた翌日に陣痛が始まり、その日の深夜、出産に至りました。

 

早産も決して珍しいことではないので、今思えば、予定日の1カ月前ぐらいから心の準備をしていても良かったかもしれません。

 

陣痛〜分娩

昼頃に妻が「お腹が痛いかも?」と言ったので、念のため病院で検査しました。

検査時点では「まだ産まれない」という結果だったので、ひとまず帰宅。しかしその後、状況が急変しました。

痛みが現れる間隔がだんだん早くなり、夕方には1時間毎ぐらいだったのが、夜には数分毎になりました。痛みの強さもだんだん増加し、いよいよ立っていられない程になりました。病院へ連絡し、車で急行しました。

 

どうやら不規則な前駆陣痛から規則的な有効陣痛(本格的な陣痛)と呼ばれるものに移行する期間は人それぞれらしく、1週間ぐらい間隔が開く場合もあれば、妻のように、すぐという場合もあるようです。

 

23時頃に病院の陣痛室に到着し、妻が分娩室に運ばれる25時頃まで背中をさすり続けました。

呼吸が荒くなりがちなので、「ゆっくりー」と声を掛けながら、背中も遅めのペースでさすって呼吸を整えてあげました。多少は痛みが緩和されるようでした。

また、口だけで呼吸を続けるとノドや唇も痛くなるので、呼吸が落ち着いた頃合いに「鼻で吸える?」とアドバイスしました。これも有効に作用したようでした。

 

分娩室での立会いも希望していたのですが、今回ややイレギュラーな処置が必要だったため、私は入室できず。ドア越しに妻の悲痛な叫び声を聴きながら1時間ほど待ちました。

 

妻とは10年近くの付き合いになりますが、初めて聴く叫び声でした。

出産は痛いものだということは当然知識としては持っていましたが、実際の痛みは、私の想像を遥かに上回るもののようでした。

それを知ることができただけでも本当に良かったです。連休中でなければ間に合わず、立ち会えなかったと思います。

 

出産

27時頃、妻の叫び声が止まり、赤ちゃんの泣き声が聞こえ始めました。

分娩台で3人で記念撮影をしました。一生の宝物です。

 

妻と赤ちゃんはそのまま入院となったので、私は義両親と一緒に実家に帰りました。

天気の良い日で、しののめの空が凄く美しいと感じたのを覚えています。

 

 

繰り返しになりますが、陣痛から出産に至るまで妻のそばにいられて本当に良かったです。

赤ちゃんや妻への感謝の気持ちや愛情が、より一層高まったのは間違いありません。